けいばのはなしとか。
2013年6月4日火曜日
安田記念を振り返る。
日曜日、佐賀競馬に行って参りました。
馬券を握って競馬を見るのは、ついつい調子にのってしまうことを除いてはいいものです。
結果は佐賀競馬、安田記念ともに惨敗という内容でした。残念。
安田記念の馬券はグランプリボスからカレン、ショウナン、ヴィルシーナ、ダークシャドウ、ダノンシャークへ。
ロードカナロアは距離不安ありとみて、切りました。馬鹿でした。
グランプリボスは当日-10kgでの出走だったみたいですね。佐賀競馬してて、安田記念を買う段階になってバタバタしててパドックや馬体重は全く考慮にいれずに購入し、その後友人から電話で聞かされ嫌な予感が的中してしまいました。その友人は3連単を的中させたようで。笑 おめでとうございます。
グランプリボスはやはりムラッ気ありますね。積極的に買うと来ない、消極的なときに来る。そんな馬の典型になりつつあります。今回はじめて軸にしたのに・・
道中、上を向いて走っていましたもんね。笑 随分、かかっていました。ロードカナロアと同じ位置で競馬をしていたのですが直線の勝負どころでそのロードカナロアに蓋をされる格好になり万事休す。バクシンオー産駒ですし、そろそろスプリント路線で走らせてみてもいいのではないでしょうかね。
勝ったロードカナロアは強かったですね。道中は中段でしっかり折り合って、勝負どころではしっかり反応して伸びてくる脚はさすがでした。
とはいえ、直線での斜行は強かったロードカナロアの勝利に若干の陰をおとすものになったのではないかと思います。
ダノンシャークが不利を受け、さらにその外のショウナンマイティも・・
審議のランプはつきませんでしたしね。新ルールでは全く問題ない、ということなので見ているファンそれに適応していくほかないのですが、これで過怠金10万円はいかがなものかとおもいますね、やっぱり。
ショウナンマイティも初マイルにして立派の一言でしょう。先週のキズナとおんなじような場所から伸びてきたので差しきるかとも思ってのですが。クビ差まで迫っただけに最後の不利がなければ・・とも考えてしまいます。いくら高速馬場とはいえ最後のあがりは極限ともいえる32秒台。これだけの馬ですからね。なんとか大きなところを勝って種牡馬入りして欲しいと思うんですが。ここが最大のチャンスだっただけに陣営も落ち込んでいることでしょうね。秋の目標は天皇賞秋になるんでしょうか。不安視されていた左回りや東京競馬場も問題ないことが分かりましたから順調に秋を迎えて再挑戦を期待しましょう。
マイル路線をずっと走ってきた有力馬がのきなみ馬群に沈む中、意地を見せてくれたのが12番人気と低評価だったダノンシャーク。調教がどうか、と危惧していましたが中間結構動いていたので買い目にいれました。この馬もあと一歩届かないですね。京都が舞台のマイルCSはチャンスでしょう。この馬も夏を無事に越して秋を迎えて欲しいですね。
昨年の今ごろ、大物として祀り上げられていたカレンブラックヒルは14着。フェブラリーステークスが余計だった感は否めません。速い上がりをだせるわけでもなく、時計に限界のあるタイプですね。3歳秋までの走りを見ると能力はあることに疑いようはないのですが、これからはメンバー構成を見てマイペースで前へいけるメンバーの時は買い、同型が揃ってハイペースになりそうな時は切りでしょうかね。
去年、確変していたウィリアムズ騎手も今年はなかなか大きいところで見せ場を作れませんね。一ファンですら、ウィリアムズ騎手が乗るというだけでどんな競馬をするかわかるようになってきてますからね。昨年は前残り馬場というファクターに依るところが大きかったということでしょうかね。カレンと同様、こちらも期待はずれ感のある結果になりました。
最後、鞍上にはケチのついたロードカナロアですが、馬自体は見事でしょう。歴代最強スプリンターの称号はいままでゆるぐことなくサクラバクシンオーだったと思うのですがこの勝利でロードカナロアとの評価が逆転したといったもいいでしょうね。あとは、タイキシャトル越えへ。ぜひ海外で勝負して欲しいですね。
今まで印象としてマイラーでスプリントをこなす馬というのはいた気がするんです。タイキシャトルとかデュランダル、スズカフェニックスなんかはそんな印象でした。しかし、スプリンターでマイルをこなすというのは本当に貴重な気がします。もう日本に敵はいないでしょうから世界へ行ってほしいですね。
さて、今週からGⅠは一休みですが競馬は続きます。マーメイドSは昨年クリスマスキャロル、メルヴェイユドールと人気薄2頭が絡んで馬券を的中させた思い出深いレース。昨年もこのあたりから収支を大きくプラスにできましたので今年も高配を期待することにしましょう。
では。
2013年6月1日土曜日
安田記念の有力馬について。
先日、大阪に行った際に泊めてもらったのが京阪電鉄の西三荘駅の近くに住む友人宅。
当然どこに移動するにも京阪をまず使うわけですが、京阪といえば京都競馬場の最寄り駅である淀にもとまります。
あっこでは、電車内で赤ペンを片手に競馬新聞を広げてても目立ちませんね。笑
週末だったこと、ましてダービーウィークだったことも手伝って電車の中で移動中にゆっくり予想に勤しむことができました。
ダービーデーに淀に行かなかったことを激しく後悔している今日このごろです。
さて、安田記念。
安田記念といえば、私が馬券を買い始めた時に先輩から言われたことは「サンデーサイレンス産駒は買わんでええ。」でした。
「なんやしらんけど勝たれへんから。」というのがその理由でした。
「そんなもんかねぇ」と思い、安田記念の頭にはサンデー産駒は外し続けた記憶があります。
サンデー産駒で勝利したのはダイワメジャーのみ。日本競馬の勢力図を塗り替え、いまではキリストのようにサンデー以前、サンデー以後で分けられるほどの大種牡馬にしては意外な気がします。
逆に相性の良い父馬はダンスインザダーク(父サンデーサイレンス)。サンデーの直仔は不振だったこのレースですが、孫たちまでその流れで疑うことのないようにしましょう。ダンス産駒といえば菊花賞3勝にみられるようにステイヤーだろう、というのが一般的ですが近年は長距離よりもマイルや中距離で気を吐いていますね。最近の「直線までゆっくりでよーいどん」のような長距離レースでは持ち前のスタミナを十分に活かせないということでしょう。母系にスピードがあればそのアシストを受けた馬がマイルで活躍することも増えてますね。安田記念からは残念ながら除外されましたが、クラレントなどはその典型例でしょうか。
ダンス産駒は安田記念に7頭出走して、ツルマルボーイ1着、ジョリーダンスが3着。昨年はダノンヨーヨーが人気薄(たしか最低人気に近かった?)で4着しましたし、この舞台では抑えておきたい父馬ですね。
他では、やはりこの舞台をサンデー直仔として唯一制したダイワメジャー産駒も抑えておきたいところ。
つまり気になっているのはダンス産駒のダークシャドウ、そして前走から前進が見込めそうなダイワメジャー産駒のカレンブラックヒルの2頭です。
NHKマイルのときにもたぶん触れましたが、やはり東京マイルはスピード能力だけでなく、1800-2000を対応できるタフさが求められる気がします。
そうなってくると初マイルですが、東京2000がベストと言われてきたダークシャドウ、そして毎日王冠勝ちで東京競馬場ではまだ底を見せていないカレンブラックヒルがいい気がしてくるんですよねぇ。
この2頭を評価すると必然的にマイナス評価になるのがロードカナロア、サクラゴスペルといった距離延長組。スプリント戦では世界一だと思ってますが、ここを勝ちきれるのかには疑問符がつきますがいかがでしょう。
ペースは内にカレンブラックヒル、サクラゴスペルがいて外にシルポート、エーシントップがいますからハイペース濃厚でしょうか。ここ2走逃げれていないシルポートですがマイルに戻った今回は久々に逃げをうってくるんでしょうかね。
香港馬はわかりません。毎年のことながら。笑 昨年も参戦したグロリアスデイズは3番人気で14着という結果でしたね。日本の速い馬場に適応できるのかがキーだと思うのですが昨年のレコード決着の結果を見るにつけここは切りかな、とも考えてしまいます。もう1頭のヘレンスピリットは余計わかりません。笑
こういう場合はこっそり抑えておくか、はなからいないものと考えるか、と先輩に教わりましたので後者を選択しようと思っています。
昨年の春秋マイルGⅠ連続2着のグランプリボス、距離短縮組のショウナンマイティ、内田騎手がグランプリボス騎乗ということでウィリアムズ騎手への手替わりで期待してみたいヴィルシーナ、そしてフィフスペトルの悲しい調教中の事故で急遽参戦の決まったダノンシャークあたりまでを相手と考えています。ダノンシャークに関しては来週のエプソムC目指してた気がするのでこれはまだ見ていない調教を見てからになりそうですが。
さぁ、豪華な安田記念。明日は佐賀競馬場でモニター観戦。楽しみがいっぱいです。
2013年5月31日金曜日
いまさらながらダービーの話題を。
ご無沙汰してます。大阪から帰福後風邪をこじらせまして非常に苦しんでおりました。
なんとか復活いたしました。失礼いたしました。
機を失した感は否めないのですが、ダービーについて触れます。
勝ったのはキズナでした。応援していただけに嬉しかったです。馬券はキズナ-エピファネイアの馬単は取れたものの3着のアポロソニックを買っていなかったため勝ち額は雀の涙程度でした。笑
ペプチドアマゾンがもうひと踏ん張り頑張ってくれたら・・とは思いますが、アポロソニックとフラムドグロワールを迷った末にフラムドグロワールを選択してしまったので仕方ないところです。
武豊の5度目のダービー制覇。すごいですね。過度に不安視されていた1枠1番でしたが最高にうまく乗ったと思います。
スタートはソロっと出して内で折り合いをつけ、脚を溜めて直線を向いてしっかり前をさばいての差しきり勝ち。エピファネイアも伸びている中で脚が違いましたね。強かった。
でも、このレースでキズナより感心させられたのがエピファネイアでした。デビューから注目してて、昨年の暮れにはダービーはこの馬だろうなぁ、とぼんやり考えていましたが今年に入り、弥生賞、皐月賞とあまりピリッとせず若干期待はずれ感があったのですがね。レースではやはりかかってしまって、向こう正面では躓いて、直線では前を捌くのに手間取りながらの2着ですから。たらればはダメですが、直線勝負どころでスムーズに前をさばけていたら・・抜け出す脚はあったように見えるので多少強引に突っ込んでいたら・・とレース映像をみるたびに考えてしまいます。
ロゴタイプ、コディーノは距離の壁があったと考えるのが自然でしょうか。秋以降どういったローテーションを組むのか注目したい2頭ですね。コディーノが最近よくある藤沢厩舎の有力馬とおんなじ放牧後行方不明にならなければいいのですが・・笑 ペルーサと同じ轍を踏むのだけは勘弁して欲しいですね。
メイケイペガスターはかかってしまいました。懸念はしていたのですが藤田騎手も無理に抑えようとせず、馬の行く気にまかせて早め先頭にたちましたね。実はひっそりと期待してて、厚めに馬券をもっていたので、中継を見ている時はふざけんな!と思いました。笑
まぁ、結果的にこのメイケイペガスターの捲りがキズナの勝利への一番のアシストになったと思います。もし、メイケイペガスターがいかなければもっとゆるく流れていたでしょうからね。粘って粘ってアポロソニックがダービー勝利で場内絶句というシーンもありえましたね。笑
皐月賞に続きダービーでも6着だったテイエムイナズマ。キズナに次ぐ上がり33秒8をマーク。やはり切れるな、という印象を受けました。父がディープインパクトの兄ブラックタイド×ダンジグという配合。ディープ×ストームキャットがすごい勢いを見せていますが、この血統には母の父にスピードを伝える馬がいたらすごい切れるんでしょうかね。馬主もテイエムさんですし、過剰に人気することはなさそう。笑 どっかで穴を開けそうなだけに次回以降抑えておきたい一頭だな、と思いました。
ペプチドアマゾンは度々このブログでも書いてますが追っかけ続けている一頭でした。追っかけ始めた当初はまさかダービー4着すると思ってはいませんでしたが・・ 秋以降も楽しみな一頭であることは間違いないですね。キズナが凱旋門賞に行くようですし、菊花賞はさらにチャンスがあるんじゃないでしょうか。
大阪で大学時代の友人と飲みまして、その友人が元大学公認競馬サークルの友人もいました。
大学時代から週末は競馬の話をアテに飲むことがあったのですが、正直馬券うまくないよな、と思っていました。
今回、狙っていたのはミヤジタイガ(18着)・・残念でした。笑 いまも毎週のように馬券を購入するらしいのですが、金がないとぼやいていました・・笑
まぁ、そんなもんですね、競馬なんて。何も知らない方が大当たりすることもあります。
さて、今週は安田記念。前も書いたように有力馬がいっぱいです。
昨年の天皇賞秋で見切りをつけたダークシャドウが気になって仕方ないのですが。あとは府中にもどってカレンブラックヒル、マイル王を目指すグランプリボス、サダムパテックあたりでしょうかね。
今週は佐賀競馬のモニターで観戦予定。楽しみだー。明日、もう一度詳しく有力馬については触れてみます。
では。
キズナは凱旋門賞いくみたいですね。正直、武豊がもう一度有力馬でロンシャンを走るなんてここ2-3年は想像だにできませんでした。
オルフェーブル、そして順調ならジェンティルドンナも挑戰するであろう、今年の凱旋門賞。胸踊りますね。
エルコンドルパサーの時に現地に滞在し、馬を適応させることの重要さを知り、日本所属馬でも勝負になるという希望をもちました。
手が届くと思ったディープインパクトの時には斤量の重要さを再認識し、ステップレースを使うことの重要さを痛感しました。
ナカヤマフェスタの時には日本競馬のレベル向上と馬場適正の重要さを学びましたよね。
そして満を持してという感じだった昨年のオルフェーブルも斤量、そして帯同馬(ペースメーカー)の存在の重要さが分かりました。
もうそろそろ手が届くはずです!!今年は古馬のチャンピオン、最強牝馬、そして3歳のダービー馬が参戦予定。
今まで欠けていたものが全てある気がします。そろそろ決めて欲しい。そして願わくば、ディープインパクトの息子に武豊で勝利するところを見たいです。
2013年5月24日金曜日
【ダービーウィーク】大阪へ移動中、なんとなく展開を考えてみる。
ども、たかきです。
ひさびさの新幹線。最近は格安航空会社の影響で新幹線はあんまり使わなくなりました。時間はかかるけどのんびり本読めるし、飛行機ほどバタバタしないので新幹線の方が好きですねぇ。高いけど。
さて、ダービーの枠順きましたね!
キズナは①、ロゴタイプは⑧ですね。
キズナの1枠1番は、ディープスカイ、ロジユニヴァース、エイシンフラッシュと3連勝、その翌年のウインバリアシオンもオルフェーブルの2着と頑張りました。昨年の青葉賞勝ちのスピルバーグはいまいちでしたが。
キズナの脚質を考えると最内で包まれるのでは、という不穏な考えもよぎるのですが直線の長い東京競馬でペースも上がりやすいダービーなら問題なし、むしろ絶好のところに入ったなと思いました。
イメージはディープインパクトのダービーになるでしょうか。内目の後方で脚を溜めて、直線で外に出して。。という競馬。強い競馬を期待したいですね。
逃げるのは内に入ったアポロソニック、それにサムソンズプライドがついていく形になると思います。②に入ったコディーノがそれに続く形になるでしょうか。エイシンフラッシュのダービーは超絶スローで、一瞬の切れ味を活かしたフラッシュが勝ちましたがダービーでそんなスローになるのは稀ですからね。今回もそこそこ流れそうです。
有力どころではヒラボクディープがその後に、そしてロゴタイプ、エピファネイアと続くでしょうか。
どうしてもウィリアムズ騎手は早仕掛けのイメージが強くて、今回もコディーノが早め先頭。それを追っかけてロゴタイプ、エピファネイアが。そして大外からキズナという展開になりそうです。
穴っぽいところでは北村宏騎手に乗り代わり、前走ひさびさでGⅠだったNHKマイルで3着したフロムドグロワール。藤沢厩舎悲願のダービー制覇へ、今年はコディーノ、レッドレイヴン、フロムドグロワールの3頭出し。多頭出しは人気薄を狙えの格言、叩き2戦目、そして乗り代わりで前目につけて思い切った競馬ができそう。
もう一頭は東京の重賞である共同通信杯勝ちのメイケイペガスター。皐月賞では馬券は切りの一手でしたが、舞台替わりは間違いなくプラスに働きそう。最近乗れてる印象の強い藤田騎手への乗り代わりもプラスに働きそうです。明らかに皐月賞はここを意識してのものでしたからね。
タマモベストプレイは扱いに困ってます。笑 ホットプレイ一族の中では異端児扱いとみていいんでしょうか。これは最後まで悩みそう。
ペプチドアマゾンは菊花賞で全力で買いたいといまのとこ思ってます。なんかいま一番おっかけてる馬ですので前走同様複勝とキズナとのワイドで応援するつもりです。笑
エピファネイアにソエがでたとの報道ありましたね。先週はしっかり攻め馬できてたみたいなので問題ないとのことですが。掛かりグセに加えこの情報は大いに不安です。とはいえこういう情報に踊らされ続けているのが私の競馬の歴史でもありますから今回はしっかり当日見極めましょう。
ここまで長々読んでいただけたらお分かりかもしれませんが本命はキズナを予定。対抗にはロゴタイプ。ここは入れ替わるかもしれません。この2頭を厚く買いつつ、紐荒れの色気を持ちながら、という馬券になりそうです。
いつも文章かちゃかちゃですが今日は特に新幹線の中からの更新、しかもスマホから、ということでさらにかちゃかちゃで読み辛いであろう点お詫び申し上げます。
では。今日はスマホからなので動画の貼っつけ方わかりません。笑
今日、ほんとはここに貼っつけたかったのは2000年のアドマイヤベガのダービー。この年は前年のスペシャルウィーク世代、翌年のアグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネというファンの多すぎる世代に挟まれているため地味な印象で評価も不当に低い気がします。笑
皐月賞を勝ち、翌年グランドスラムという日本競馬史上どんな名馬も成し遂げていない快挙を達成した世紀末覇王テイエムオペラオー、武豊騎手に史上初のダービー連覇をプレゼントしたアドマイヤベガ、そして長く競馬ファンに愛された、後に菊花賞を勝つナリタトップロードの3強。3強っていうのはやっぱりワクワクしますね!またテイエムオペラオーの鞍上は和田騎手、ナリタトップロードは渡辺騎手と当日若手だった騎手がクラシックに有力馬で参戦したのも印象深いですね。
それでもダービーは敷居の高いレース。武豊の格の違いを見るダービーでした。もしこれがダービーじゃなければ、、渡辺騎手はもう少し追い出しを我慢できたのでは、そうすれば勝てたのでは、と思います。タラレバは禁物ですが。それくらい騎手にとってもダービーは特別、ということでしょうね。
もちろん見たことある方は復習を、見たことない方はyoutubeでぜひ!
2013年5月23日木曜日
【ダービーウィーク】ステップレースからみえてくる傾向について。
ダービーといえば、“荒れない”というイメージが強いです。それは馬券を意識しだした2003年のネオユニヴァースから2006年のメイショウサムソンまで1番人気に支持された馬がきっちりと、しかも強い競馬で他馬をねじ伏せて世代の頂点にたってきたからだと思いますし、その当時の印象が強すぎるからでしょうか。大学生の身で少額でちまちまとした馬券ライフを送っていた私としては非常に心強いレースでした。簡単にとれてましたからね。笑
しかし、2007年のウオッカ以降、その趣きは変化しましたね。はっきりいってよく“荒れる”。
07年:(人気)③➔⑭➔④で3連単2155760
08年:①➔⑫➔⑥で201300
09年:②➔⑤➔⑧で201960
10年:⑦➔⑤➔①で152910
11年:①➔⑧➔⑧で100300
12年:③➔⑤➔⑦で87380
と、なっております。どの程度が“荒れる”という配当なのかはその人の価値観によるところが大きいのですが、私的には荒れ狂っているように思います。
いかがでしょうか。笑
3連単が導入された初めてのダービーが2005年のディープの年でした。その時は4250円。次のサムソンの時は12650円。遡って03年は3連複5930円、04年は3460円となっていることを考えれば07年以降のダービーはよく配当がつくレースに様変わりしたように思います。
フサイチホウオー(ウオッカのダービーで1倍台に支持されながら7着惨敗でした・・)のせいですね、はい。笑
とにかくかつての堅くて取りやすいイメージから一転し、一筋縄ではいかないレースになったダービーです。
では、その傾向をみていきましょう。
■スッテプレースは皐月賞が優位
【皐月賞】(7-3-6-61)
【青葉賞】(0-4-1-23)
【京新聞】(0-2-1-18)
【プリンS】(0-0-1-17)
【NHKマ】(2-1-1-23)
主たるステップレースは以上の5レースですね。1着が皐月賞組7勝、NHKマイル組2勝となっているのは前走桜花賞の牝馬ウオッカがいるからです。
今年はそんな化け物牝馬の参戦はありませんし、さらに遡るとフサイチコンコルドがすみれSから勝利ということをしていますが、それらは例外も例外でしょうね。というよりも今年はそんな馬いません。
ダービートライアルといえば、コース・距離ともに本番と同条件で施行される青葉賞のイメージが強いのですが、この青葉賞からは歴代で勝ち馬がでていません。京都新聞杯組の唯一の勝ち馬はこのブログでも取り上げたアグネスフライトのみです。
軸としては皐月賞で上位の競馬をした馬が良さそうですね。。
■連対するのは皐月賞組は3着以内、それ以外は1着、という傾向
優位な皐月賞組の中でも皐月賞3着以内に来た馬がさらに優位。春のクラシックだけに皐月賞での力関係がダービーにもそのまま響くようで。
皐月賞4着以下から巻き返し連対したのは、08年スマイルジャック(皐月賞9着)、09年ロジユニヴァース(同14着)、リーチザクラウン(同13着)、10年のローズキングダム(同4着)の4頭のみ。尚、結果を見ると、ロジユニヴァースは皐月賞で1番人気、リーチザクラウン、ローズキングダムは同2番人気と皐月賞で人気を裏切り、評価を下げてダービーで巻き返した形になっていますね。今回の皐月賞の上位人気3頭はそのまま1、2、3着でしたからこれにはあてはまらなさそうです。
皐月賞組以外では勝利が連対の条件という厳しい傾向になっていますね・・
03年ゼンノロブロイ(青葉賞1着)、04年キングカメハメハ(NHKマイル1着)・ハーツクライ(京都新聞杯1着)、05年インティライミ(京都新聞杯1着)、06年アドマイヤメイン(青葉賞1着)、07年ウオッカ(桜花賞1着)・アサクサキングス(NHKマイル11着)、08年ディープスカイ(NHKマイル1着)、11年ウインバリアシオン(青葉賞1着)、12年フェノーメノ(青葉賞1着)です。
過去10年間でこの傾向に反したのは青文字の07年のアサクサキングスのみ。この年は上記したように3連単200万馬券の年でした。
今年は、上位人気が皐月賞上位3頭+京都新聞杯勝ちのキズナでしょうね。この傾向を素直に信じるなら堅く決まりそうな気配。大荒れ希望の方はこちらの傾向を無視することをおすすめします。笑
■良馬場ならNHKマイルカップ組が特注
近10年間で良馬場で施行されたダービーは04、05、07、08、10、12の計6回でした。
04年はキングカメハメハ(NHK1着)が勝利、05年はダービーへの出走馬はなく、07年アサクサキングス(同11着)、08年にはディープスカイ(同1着)、ブラックシェル(同3着)がありました。稍重以上では馬券になっておらず、NHKマイル馬が馬券になっているのは全て良馬場の場合のみ、というのもデータとしては面白いのではないでしょうか。2003年の全面改修後の東京競馬場はあまりタフさを要求されない競馬場に変わったと言われていますね。このデータからも良馬場のスピード勝負になった場合、切れる脚をもつマイラー寄りの馬が台頭する要素あり、とみていいのでしょうね。
とはいえ、後から考えるとキングカメハメハは怪我なく秋を迎えれば古馬中距離路線でも通用したでしょうし、アサクサキングスは後の菊花賞馬、ディープスカイも勝ちきれなかったものの古馬中距離路線で天皇賞秋はウオッカ、ダスカの3着した後JCではスクリーンヒーローの2着など安定した走りを見せましたし、ブラックシェルは皐月賞2番人気に支持された有力馬でした。こう考えるとなんの不思議もないんですよね。笑
今年のNHKマイル組はマイネルホウオウ(NHKマイル1着)とフラムドグロワール(同3着)の2頭が想定されていますね。上記の連対の傾向で行くとマイネルホウオウが優位なのでしょうがここはオークス馬シルクプリマドンナを母にもつフラムドグロワールを高配の使者として期待してみますか。笑
ざっとステップレースから見えてくる傾向を3点あげてみました。まぁ、競馬ですから。後付でなんとでも語れるわけですのであまり鵜呑みにはせず、傾向は傾向として馬券の参考にしていただけると幸いです。
誰しも経験あると思いますが・・データを整理して、自分なりに自信をもって馬券を購入したけどもデータ外の馬が馬券にとんできて、「競馬だからね。笑」と寂しく語ること。そして後からいろいろこじつけると、「これ買えたなぁ・・」と後悔すること。私にとってはヴィクトリアマイルのホエールキャプチャなんかがそうでしたが。笑
ちなみにすこーし期待を寄せている青葉賞2着のアポロソニックは上記のデータでは一切買い要素0ということになってしまいます。どうしたものか。笑
では。今日はこのへんで。明日あたりから有力馬に焦点をあててみようと思います。
ダービーウィークということで今日も思い出のダービーを。ダービーが荒れはじめたのはフサイチホウオーのせい!などと書きましたが、今日はそのフサイチホウオーの、いやウオッカのダービーです。牝馬64年ぶりのダービー制覇。直線向いて抜けだしてくる脚にはゾクゾクしましたねぇ。懐かしい。確か私は3着のアドマイヤオーラとフサイチホウオーというアクの強い馬主か馬主を買っていた記憶があります。ちなみにこの年以降のダービーで馬券をとれたのはオルフェとウインバリアシオンの抑えで買った馬単のみ。笑 もう、何回もいいますがフサイチホウオーの呪いです。笑
ではでは。
2013年5月22日水曜日
【ダービーウィーク】過去10年のレース結果を振り返る。
先日は私の一番好きなダービーを振り返りました。いかがでしたか?
今週末は大阪に行く関係でブログの更新がどうなるかわかりません。
とはいえ、ダービーウィークです。出来る限り、週中は更新したいと思っています。
今日は近10年間のダービーを振り返りましょう。
では早速。。
【第70回 2003年】
着順 枠番 馬名 騎手 厩舎 人気 前走 前走着順
1着 7枠13番 ネオユニヴァース Mデムーロ 瀬戸口 ① 皐月賞 1着
2着 2枠3番 ゼンノロブロイ 横山典弘 藤沢 ③ 青葉賞 1着
3着 8枠18番 ザッツザプレンティ 安藤勝己 橋口 ⑦ 皐月賞 8着
【第71回 2004年】
1着 6枠12番 キングカメハメハ 安藤勝己 松田国 ① NHKマイル 1着
2着 3枠5番 ハーツクライ 横山典弘 橋口 ⑤ 京都新聞杯 1着
3着 8枠17番 ハイアーゲーム 蛯名正義 大久保 ③ 青葉賞 1着
【第72回 2005年】
1着 3枠5番 ディープインパクト 武豊 池江 ① 皐月賞 1着
2着 4枠7番 インティライミ 佐藤哲三 佐々木 ② 京都新聞杯 1着
3着 7枠15番 シックスセンス 四位洋文 長浜 ⑦ 皐月賞 2着
【第73回 2006年】
1着 1枠2番 メイショウサムソン 石橋守 瀬戸口 ① 皐月賞 1着
2着 3枠6番 アドマイヤメイン 柴田善臣 橋田 ④ 青葉賞 1着
3着 7枠15番 ドリームパスポート 四位洋文 松田 ⑦ 皐月賞 2着
【第74回 2007年】
1着 2枠3番 ウオッカ 四位洋文 角居 ③ 桜花賞 2着
2着 8枠16番 アサクサキングス 福永祐一 大久保 ⑭ NHKマイル 11着
3着 7枠14番 アドマイヤオーラ 岩田康誠 松田博 ④ 皐月賞 4着
※1番人気:フサイチホウオー 安藤勝己 7着 前走皐月賞3着
【第75回 2008年】
1着 1枠1番 ディープスカイ 四位洋文 昆 ① NHKマイル 1着
2着 4枠7番 スマイルジャック 小牧太 小桧山 ⑫ 皐月賞 9着
3着 2枠3番 ブラックシェル 武豊 松田国 ⑥ NHKマイル 2着
【第76回 2009年】
1着 1枠1番 ロジユニヴァース 横山典弘 荻原 ② 皐月賞 14着
2着 6枠12番 リーチザクラウン 武豊 橋口 ⑤ 皐月賞 13着
3着 5枠10番 アントニオバローズ 角田晃一 武田 ⑧ プリンシパルS 2着
※1番人気:アンライバルド 岩田康誠 12着 前走皐月賞1着
【第77回 2010年】
1着 1枠1番 エイシンフラッシュ 内田博幸 藤原 ⑦ 皐月賞 3着
2着 4枠8番 ローズキングダム 後藤浩輝 橋口 ⑤ 皐月賞 5着
3着 4枠7番 ヴィクトワールピサ 岩田康誠 角居 ① 皐月賞 1着
【第78回 2011年】
1着 3枠5番 オルフェーブル 池添謙一 池江寿 ① 皐月賞 1着
2着 1枠1番 ウインバリアシオン 安藤勝己 松永昌 ⑩ 青葉賞 1着
3着 4枠7番 ベルシャザール 後藤浩輝 松田国 ⑧ 皐月賞 11着
【第79回 2012年】
1着 5枠10番 ディープブリランテ 岩田康誠 矢作 ③ 皐月賞 3着
2着 6枠11番 フェノーメノ 蛯名正義 戸田 ⑤ 青葉賞 1着
3着 7枠14番 トーセンホマレボシ ウィリアムズ 池江寿 ⑦ 京都新聞杯 1着
※1番人気:ワールドエース 福永祐一 4着 前走皐月賞2着
意外と疲れました。笑
縦の項目がぐにゃぐにゃになってますが、気にしないでください。笑
直す気力を失いました。
ここにあげたデータを使って今回の出走馬の中から馬券になりそうな有力馬を占っていくことにしましょう。
明日以降に。笑
ざっと書いた印象では皐月賞組敗戦組の巻き返しは可能、トライアル組は勝った馬のみでOK、ということですかね。
そこらへんをもう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。
乞うご期待。
昨日、興が乗りまして、いろんなダービーを見返してました。
その中から、史上初の変則2冠(NHKマイル、日本ダービー)を達成し、「死のダービー」と形容されることも多い2004年キングカメハメハのダービーをご紹介。勝ったキングカメハメハを最強馬として推す友人もいるくらい強く、また短期間で成長した馬でした。また、安藤勝己さんの初ダービー制覇でしたね。
2着には後に有馬記念でディープインパクトを破るハーツクライ。3着は名脇役として8歳まで走り続けた良血ハイアーゲーム。さらに、地方所属でクラシックの有力馬として参戦し、後にシンガポールでGⅠを制すコスモバルクなどもいて非常に注目度の高いレースでした。
超ハイペースのレースとなり、勝ちタイムはディープインパクトの勝ちタイムと同じでレコードの2.23.3。前半1000メートルの通過タイムが57.6というとんでもないレースでした。ダービーは競馬関係者にとって最大の目標ですから基本的にお釣りなしの仕上げをしてきます。
そんな中で炎天下、パンパンの芝、さらにこのハイペースとなると競走馬にとっては尋常じゃない消耗戦になりますね。それは最後の直線でありえないほどバッラバラになった各馬の様子からも伺えると思います。また、このレース後、キングカメハメハは骨折、マイネルブルック予後不良、コスモサンビーム骨折、ハイアーゲームは大スランプに陥りました。これが「死のダービー」と今でもいわれる所以です。
では。お時間あるときにレースでもみてください。
2013年5月21日火曜日
ダービーウィーク。心の名レースについて。
競馬好きなら心躍るダービーウィークです。
現在、JRAのHPで「現役ジョッキー118名が選ぶ 日本ダービーベストレース」なるものを見ることができます。
競馬好きであればそれぞれの思い出のレースがあると思います。
馬券的に、あるいはレースの内容から。
特に競馬関係者の最大の目標であり、その競走馬にとって一生に一度の日本ダービーであれば尚更のこと。
サイトではベストレース第1位はディープインパクトの日本ダービーになっていますね。
ベストホースであればディープインパクトで問題ないのですが、個人的にはベストレースではない気はします。笑
この時は大学生ですでに毎週のように馬券を買い、ギャンブルとしての競馬にどっぷりハマっていました。
ディープの時は、ディープが勝つか、というよりもどういう勝ち方をするのかを当時、バイト先の競馬好きの先輩と話していたのを覚えています。
レースは京都新聞杯勝ちのインティライミ早めに先頭に立ち、例年なら勝っただろという競馬をしたものの、最後は“とんだ”と形容されるディープの末脚に屈しましたね。ディープが抜けて強い。それを証明してみせたレースだったように思います。
強いなぁ、という感想は持ちましたし、ディープの前途に心躍りましたが、一頭ちからがぬけすぎてましたね。
では、私のベストダービーは?といいますと。
このランキングで5位になっています、アグネスフライトのダービーです。
小学生の時から競馬なるものを認識しまして、大きなレースだけは見ていました。これはダビスタの影響ですね。笑
このレースの時は中学生のときでしたね。
皐月賞を制した武豊鞍上のエアシャカールと17度目の挑戰の河内洋騎手(現調教師)のアグネスフライトの一騎打ち。
フジの三宅アナウンサーの名実況「河内の夢か、豊の意地か!!」も印象的です。
武豊騎手は当時、スペシャルウィークでダービー初制覇(98年)し、続く99年にアドマイヤベガで史上初の連覇を達成していました。まさに競馬は武豊という時代でしたね。
対する河内洋騎手はすでにベテランの域に達し、数々のGⅠを勝っていた当時のトップジョッキーの一人。でもダービーには縁がなかったんですよね。
また、人間模様的にも河内洋騎手は武豊の兄弟子にあたる、などドラマの多いレースだったように思うんです。
当時は、ギャンブルとしての競馬というよりはスポーツとしての競馬として見る部分が多かったので、そういう背景に心動かされることが多かったですね。
懐かしい。
レースは今みても面白いです。
エアシャカールは道中は後方3番手あたりからの競馬、対するアグネスフライトは最後方からの競馬でした。
ゆったりと流れるペースの中、大ケヤキのあたりからじわじわ先行集団にとりついていくエアシャカール。4コーナーの時点ではエアシャカールの2冠は間違いないと思いました。直線を向いて、エアシャカールが抜けだしたところをさらに外からアグネスフライトが強襲!!最後はハナ差の名勝負になりました。
見たことあるわ、という方も見たことないっていう方もぜひご覧ください。
ダービーウィークですからね。過去の名レースを見返すのも乙なものでしょう。
ちなみに、京都新聞杯の勝ち馬がダービーを制したのは後にも先にもアグネスフライトのみ。さて、今年のキズナはどうなりますか。
では。
アグネスフライトのダービーです。